2006年09月28日

娘たち

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わたし達には、2人の娘がいる。
上の娘は成人しているし、下も高校に通ってるね。
上には彼氏もいて、時々遊びにも来てくれる。
高校時代からの付き合いだから、かれこれ5年になるのかな?
最初のうちは確かに抵抗があった。
でも、見た目よりずっといい男なんで安心もしてる。
下の娘はともかく、上が家を出て行くのは時間の問題なんだろう。
娘が嫁ぐ日・・・
実際にすぐそこまで近づいてきているんだろうな。
そんな日は、まだまだ先のことって思ってたのにね。
内心ではそんな日は来ないとも思ったりしてた。
本当は来て欲しくないって言うのが本音だろうな。

世間で言う「花嫁の父」にはなりたくないとも思う。
でも、やっぱり泣くんだろうな・・・
特に上の娘にはいろんな事があったからね。

未熟児出産(1010g)、未熟児性脳内出血で将来への不安が・・・
産まれて4ヶ月は病院から帰れなかった・・・
中学に入って発覚した難病(突発性血小板激減紫斑症)。
長い間の検査入院と月に1度の血小板輸血が欠かせなくなった。
でも、娘は明るかったよね。
入院で遅れ勝ちだった勉強も、すごいがんばりで取り返してくれた。
高校に入る前には、胆嚢を削除する事で血小板の数を安定させる事ができた。
今まで、いろんな規制が掛かってた生活も普通にできるって思ったよね。
でも、胆嚢を取ってしまった事で、今度は抵抗力が極端に低くなってしまった。
感染症にかかりやすい体になった。
18歳の夏には、42度の高熱で死の渕をさまよったこともある。
今後も、感染には心を配らないといけない。
でも、娘には思うように生きていって欲しい。
だから、これといった生活上の制限はしていないよね。
何も出来ずに送る人生より、たとえリスクを負ってでも
他の同年代の女の子と変わらない生活を送らせてあげたかった。

そんな娘が結婚を考える年齢になってる。
わたしは本当にうれしいんだろうか・・・
さみしい・・・とか、安心した・・・とか
そんな単純な気持ちで表される事じゃないですよ。
断言します。
娘の結婚式には号泣します。
誰に慰められても、声を上げて泣きじゃくります。

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